阿散井恋次の強さ・能力・卍解
.jpg)
ブリーチの阿散井恋次は護廷十三隊の六番隊副隊長。主人公の黒崎一護と一緒に行動することも多くメインキャラの1人といえる存在。
副隊長ながら尸魂界篇で卍解を習得した実力者であり、千年血戦篇では霊王宮での修行で更にパワーアップした。
阿散井恋次の強さ・能力・卍解について紹介していく。
阿散井恋次の能力・強さ・卍解目次
基本能力卍解と始解
強さ
目次にもどる
阿散井恋次の基本能力
阿散井恋次は斬拳走鬼(斬術・白打・歩法・鬼道)の中では斬術に特化している。斬術は始解状態で頻繁に使用。一護戦ではかなりのダメージを与え、回避からの斬りつけでカウンターなどもしている。高いレベルにあると言える。
白打は戦闘ではあまり使用していない。
歩法は瞬歩を普通に使ってはいる。ただし速い描写はない。始解・卍解共に遠距離攻撃が可能で動く必要があまりなく移動する必要がそもそもあまりない。
鬼道は使えるがそのレベルは低い。「赤火砲(破道の三十一)」を詠唱破棄して撃つと失敗するレベルである。
頭は平均よりは悪いかもしれない。全くの考えなしというわけではないが、体力回復のためとはいえ大して隠れもせず敵だらけの戦場で居眠りするなど、まずい行動をとっている。
目次にもどる
阿散井恋次の瞬閧
阿散井恋次の斬魄刀の名は「蛇尾丸」。始解
斬魄刀の刀身にいくつもの節が現れ、刀を蛇腹状に伸縮させることが可能となる。刀を伸ばすことで遠距離攻撃が可能。縮めれば大型の刀程度の大きさになり近距離戦に持ち込まれても対応できる。割と汎用性は高い。
卍解「狒狒王蛇尾丸」
巨大な蛇の骨の形状に斬魄刀が変化する。デカくなったことで始解よりも攻撃力とリーチが増加している。
「狒骨大砲」という蛇の口からレーザーを放つ技も使用可能。遠距離攻撃能力は大幅に上がっている。
節と節は恋次の霊圧でつないでいる。よって節の分解が可能で、分離させての攻撃や回避など応用がきく。
一方で後に「卍解が破壊されると元には戻らない」ことが判明。最初の朽木白哉との戦いで節が破壊されたまま恋次は卍解を使用し続けていたことが判明。
下手をすると、卍解初披露時が一番強く、その後は弱体化していた可能性すら出てきた。
真の卍解「双王蛇尾丸」
「狒狒王蛇尾丸」は偽物であり、蛇尾丸からは半分しか認められてなかった。
だが、霊王宮で修行して身に付けたのが真の卍解が「双王蛇尾丸」である。
双王というだけあり、右手には始解と大して形状は変わらない斬魄刀(オロチ王)を持ち、左肩には巨大な腕がついた姿(こちらが狒狒王)となる。両方の力を使用する場合は「双王蛇尾丸」と叫んでいる。
2つの王がおり、蛇尾丸に半分しか認められていないという伏線は14巻にあった。
リンク
「具象化」した猿(狒狒王)と蛇(オロチ王)が阿散井に対して喋っている。前の卍解「狒狒王蛇尾丸」は名前からして狒狒王のみが阿散井を認めた卍解だったのだ。狒狒王とオロチ王の両方に認められることで恋次はようやく本当の卍解を習得できたのである。目次にもどる
阿散井恋次の強さ
阿散井恋次は登場初期の時点でも副隊長の中で上位の実力を持っていた。戦いを検証してその強さを考察していく。
11巻で阿散井恋次は黒崎一護と交戦。
リンク
黒崎一護はかなり強くなっていたが、その前に班目一角と戦闘して負傷しており万全ではなかった。阿散井恋次は始解することで遠距離から攻撃し一護を圧倒する。そして攻撃の回数限界を狙った一護の攻撃にも回避してカウンターを喰らわす。
勝利は目前と思われたが、振るった剣が覚醒した一護に止められカウンターを喰らって敗北してしまった。
阿散井恋次は14巻のシーンによるとだいぶ前から「具象化」には成功していたらしいことがわかる。卍解に必要なのは斬魄刀の「具象化」と「屈服」なので、登場時には卍解の一歩手前だったことがわかる。登場時でも副隊長の中でも上位の強さであったことを示している。
阿散井恋次は16巻では修行中の黒崎一護の元に訪れて自分も修行をはじめている。
リンク
阿散井恋次が卍解を習得するのに必要なのは斬魄刀の「屈服」のみ。結局、一護より先に卍解を習得。ルキアを助けに向かう。
そして、17巻で朽木白哉と交戦。この戦いはブリーチの数々の戦いの中でも名勝負の一つと言えるだろう。
リンク
そして、17巻で朽木白哉と交戦。この戦いはブリーチの数々の戦いの中でも名勝負の一つと言えるだろう。恋次は朽木白哉の閃花(回転をかけた瞬歩で敵の背後をとり刺突で攻撃する)を防ぎ、白哉の千本桜の発動を詠唱なしの始解での先制攻撃で防ぐ。
例えば、朽木白哉と互角に戦った黒崎一護は副隊長3人を瞬時に撃破している。朽木白哉の攻撃を凌いだだけでも恋次が副隊長として別格の存在であることの証明である。
そして恋次は卍解。狒狒王蛇尾丸を伸ばして攻撃するが、白哉は瞬歩で躱したり刀で防ぐ。
白哉は恋次の攻撃が卍解というわけの圧があることを認める。だが、幕引きを宣言し千本桜を使用して狒狒王蛇尾丸を切り刻む。
だが、恋次は狒狒王蛇尾丸を分離して躱していた。更に奇襲で分離した狒狒王蛇尾丸の一部を飛ばして攻撃して白哉に片膝をつかせる。
しかし白哉の反撃が始まる。凄まじい威力の蒼火墜(破道の三十三)を何とか狒狒王蛇尾丸で周囲を囲うことで防ぐ。
だが、動いた白哉を攻撃する際に操作を誤り、狒狒王蛇尾丸が損傷。
更に白哉の挑発に乗って恋次が攻撃するが、六杖光牢(縛道の六十一)を喰らって拘束されてしまう。
恐らくここから始解の千本桜でも白哉の勝利だったが、白哉はわざわざ卍解。無数の刃で恋次を徹底的に切り刻む。
だが、恋次は諦めず最後の突撃を行うが刀が砕けてしまう。それでも白哉からは認められていた。
そして、破面編に入り24巻でグリムジョーの従属官イールフォルト・グランツと交戦。
リンク
阿散井恋次の戦いに場面が切り替わった時には既に阿散井はダメージを受けている状態。しかもイールフォルト・グランツはまだ刀剣解放すらしていなかった。
だが、雨の奇襲を受けてイールフォルト・グランツがダメージを受け、怒りの刀剣解放。
雨やジン太を恋次がかばって逃がすが、イールフォルトの力に圧倒され、更なる重傷を負う。
だが、ここで限定解除(隊長・副隊長は現世で影響を与えすぎないように霊力を80%カットされた状態。それを解除する)。よって5倍の力となった恋次はイールフォルト・グランツを圧倒し「狒骨大砲」でとどめを刺して勝利した。
ただ、恋次自身が限定解除にビビって敵にスキができたから勝てた。最初から全開では勝てたかどうかわからないと語っていた。
しかし、隊長である日番谷冬獅郎ですら苦戦しており、この戦闘でギリギリだったのは仕方がないと言えるだろう。
恋次は虚圏に攻め込み30巻で第8十刃のザエルアポロ・グランツと交戦。
リンク
阿散井恋次は早速卍解しようとするが、部屋にザエルアポロが仕掛けを施しており卍解できない。以前戦ったイールフォルト・グランツは兄であり、兄に録霊蟲を寄生させておき恋次の情報を得て、この部屋を作っておいたらしい。
ザエルアポロ・グランツは自身の戦闘能力は低いとは言っていたが、それでも十刃。恋次は始解では歯がたたずかなり負傷してしまう。
だが、朽木ルキアが相討ちで死んだという知らせを受け、恋次は怒りが爆発。始解でザエルアポロにダメージを与えることに成功する。
この後、石田雨竜が援軍として現れる。
石田雨竜の攻撃を成功させるために囮となり、始解をザエルアポロに巻き付け自身とくくりつけて逃げられなくした上で、制御できない赤火砲をゼロ距離で喰らわせて大きなダメージを与えている。
石田雨竜によるシュブレンガーも成功し、ザエルアポロはボロボロ。だが、回復従属官で回復されてしまった。
阿散井恋次は解析をあらかじめされていたので仕方ないかもしれないが、ザエルアポロにダメージこそ与えるものの圧倒されてしまった。
恋次は41巻で第10十刃のヤミーと交戦。ヤミーは刀剣解放して第0十刃となり戦闘能力が大幅にアップ。そして全カットで恋次はルキアやチャドと共に敗北してしまった。
恋次は死神代行消失編の53巻でジャッキー・トリスタンと交戦。
リンク
ジャッキー・トリスタンはダーティブーツで戦闘能力を上げ、阿散井に強烈な蹴りを入れる。だが、阿散井はわずかに吹っ飛んだだけで大したダメージを受けていない。
そしてジャッキーの2度目の蹴りを手でガードしつつ、剣の柄をぶつけて攻撃。一撃でジャッキーをダウンさせた。
17か月の間、藍染と戦えるように鍛錬したと語るだけはあり圧勝。
阿散井はこの時点でも隊長の中でも下位くらいの実力はあるかもしれない(ただし、ジャッキーが弱すぎた可能性もあり断定はできない)。
恋次は千年血戦篇では56巻で白哉と共にエス・ノトと交戦。
この際は始解では全く攻撃が通らなかった。白哉は始解でも攻撃を通している。阿散井も強くなったとはいえ、まだ白哉との差は大きいことがわかる。
恋次はマスキュリンに撃破されてしまった。霊王宮で傷をいやし修行を行うことになる。
恋次は63巻でマスキュリンと交戦。
リンク
マスキュリンは恋次と戦う前に六車と鳳橋の2隊長を撃破している実力者。マスキュリンは次々と攻撃を仕掛けてくるが阿散井は始解状態でも余裕をもってしのいでいく。そして始解で斬りつけてマスキュリンにダメージを与える。
キレたマスキュリンは完聖体になる。流石に吹っ飛ばされ少々ダメージを喰らう恋次。
だが、マスキュリンのスターフラッシュ・スーパーノヴァを卍解して受け止める。
そして、今まで蛇尾丸は恋次を半分しか認めていなかったことが明かされる。新しい真の卍解の名は「双王蛇尾丸」。
狒狒王と呼ばれる腕で攻撃するだけでマスキュリンの腕を折り吹き飛ばす。
そして、「蛇牙鉄炮」でととめを刺し勝利した。
霊王宮での修行は恋次に凄まじい力を与えた。卍解が強化されたのも大きい。隊長2人がかりでも勝てなかったマスキュリンを余裕を持って撃破したので、副隊長なのに隊長の中でも上位クラスの存在になったのは間違いない。
恋次は勝敗の数だけ考えると、敗北回数が多い。ただ隊長格でも苦戦するような敵が多数登場する物語で、副隊長で出番が多かったキャラなので仕方がないだろう。
だが、霊王宮の修行で信じられないほどのパワーアップ。
卍解状態の六車を一方的にボコボコにできる攻撃力を持つマスキュリンを、阿散井は始解状態でも余裕を持って対処している。これは異常である。
単純な戦闘能力では護廷十三隊でも3位に入る実力はある(同じく異常なパワーアップをはたした白哉と封印を解除した更木に次ぐ。既に死んだ山本と卯の花は入れずに)。
まぁ、実際は京楽の卍解、日番谷の大人日番谷、涅マユリの頭脳・薬などと比べると見劣りはする。ただこの3人には通常の戦闘能力では勝っているので、上手く戦えば勝てる可能性はある。
歴史に名を残す恐るべき副隊長となったのは間違いない。
ブリーチのまとめへ戻る
漫画まとめへ戻る
page topから各メニューを選択!