石田雨竜の強さ・能力


 ブリーチの石田雨竜は滅却師の生き残りの1人。
 戦闘回数もそこそこ多いが、物語の進行にあわせて戦闘能力はかなり変化している。だんだん強くなるというわけでなく上がったり下がったりしているため、現在どの程度のレベルなのか非常にわかりづらい。
 石田雨竜の強さ・能力について紹介していく。

石田雨竜の能力・強さ・卍解目次

基本能力
技・能力
強さ
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石田雨竜の基本能力

 石田雨竜は死神の斬拳走鬼(斬術・白打・歩法・鬼道)に対応する滅却師版の技術を持つ(白打はあんまないけど)。
 斬術についてはゼーレシュナイダーと呼ばれる剣を使用。刀身表面を霊子が秒間300万回往復しチェーンソーのような原理となっており、優れた切断能力を誇る。雨竜は防御用の剣として使用。ウルキオラに斬りかかったりもしている。矢として飛ばすこともできる。
 白打に対応する技術は戦闘では使用していない。ただ一応49巻で不良との喧嘩で殴っていたので全くできないということもないと思われる。
 歩法は滅却師の移動法「飛廉脚」を多用している。涅マユリから褒められているので移動速度はそこそこ速いと思われる。
 鬼道については弓から放つ矢が明言されてはいないが鬼道系かもしれない。遠距離から矢を放って攻撃する機会が多く石田雨竜のメイン攻撃手段と言っていい。
 頭もよく、戦闘中に様々な作戦を立てて実行に移す。
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石田雨竜の能力

 石田雨竜の能力について紹介していく。

乱装天傀
 霊力で身体を動かす技術。
 マユリの疋殺地蔵を喰らっても、戦闘を続行している。

滅却師最終形態
 散霊手套を外すことで滅却師最終形態となり戦闘能力を大幅に上げることができる。
 放つ矢の威力は一撃でマユリの金色疋殺地蔵を貫き、マユリごと貫通させるほど。
 ただし、引き換えに滅却師の力は失われてしまう。

完全反立
 ユーハバッハに与えられた能力。
 指定した2点の間に既に起きた出来事を逆転させる事ができる。
 ハッシュヴァルトに重傷を負わされた際には、石田とハッシュヴァルトの出来事を反転させてハッシュヴァルトに重傷を与え自身は万全の状態になるというチートぶりを発揮している。

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石田雨竜の強さ

 石田雨竜の強さは前述したように変動が激しい。
 戦いを詳しく検証して考察していく。

 尸魂界篇では14巻で涅マユリと交戦。
 石田雨竜は涅マユリの霊圧をみて凄いが強さに波があり、全く勝ち目がないということもないと感じている。
 涅マユリは隊長の中では霊圧は高くないが、それでも隊長格。それでも自分の霊圧と極端な差はないと石田雨竜は感じている可能性が高い。この時点でも副隊長クラスの実力はあるのだろう。
 矢を放ちマユリは躱すが、飛廉脚で移動してもう一撃撃つ。当たったかに見えたがそれはマユリに瞬歩で躱されていた。
 マユリは石田雨竜の飛廉脚を褒めるが、一方でこの程度にはどうとでもなるという余裕が感じられる。一方で石田雨竜は涅マユリが瞬歩で避けられたのを追いきれなかった。
 マユリは基本戦闘能力が隊長の中では低いとはいえ、この時点の石田雨竜よりは明らかに優れている。
 更に涅ネムを利用した攻撃により、マユリの始解「疋殺地蔵」を喰らってしまった雨竜。
 手足が動かなくなり窮地に陥るが、石田雨竜は「乱装天傀」で霊力を使って強引に身体を動かして対処する。
 そして、涅マユリが祖父を殺して実験材料として利用した張本人と知った石田雨竜は滅却師最終形態を発動する。
 その異常なまでの霊圧はマユリすら驚愕し、恐怖するものだった。
 マユリはこの戦いの後、隊長に匹敵するかそれ以上の戦闘能力を持つ十刃や星十字騎士団と交戦・観戦を行っているが恐怖は一度もしていない。
 滅却師最終形態の石田雨竜は標準的な隊長のレベルを遥かに超えた正真正銘の化け物であった。尸魂界編の最後で黒崎一護と朽木白哉が戦っているが、この2人より実力は上である。作中の旅禍一行で一番強かったのは黒崎一護でもなく四楓院夜一でもなく石田雨竜であった。
 マユリは石田雨竜が放った矢(ただし全力ではなく本当はこの3倍の威力で撃てるようだ)の1発は何とか躱すが飛廉脚で飛び上がっての2発目は被弾。それだけでマユリの腕が折れ重傷となっている。
 マユリは怒りの卍解。「金色疋殺地蔵」で毒をばらまく。
 だが、石田雨竜は矢の一撃で、金色疋殺地蔵を貫き涅マユリの腹にも大穴を開ける。
 石田雨竜にも毒がまわり窮地に陥るものの、マユリは撤退するしかなかった。石田雨竜の勝利と言える戦いだ。

 涅マユリ戦の後、石田雨竜は滅却師としての力を失ってしまい作中最弱の状態となる。
 だが父である石田竜弦との修行によって力を取り戻す。

 石田雨竜は破面編の28巻でNo.17の破面であるアイスリンガー・ウェルナールと交戦。
 石田雨竜は新しい弓「銀嶺弧雀」を披露。
 100連発の弾を放つアイスリンガー・ウェルナールに対し、1200発放つ銀嶺弧雀の射撃攻撃で圧倒して撃破する。

 石田雨竜は破面編の29巻で十刃落ちの1人で、No.105の破面であるチルッチ・サンダーウィッチと交戦。
 序盤はチルッチが回転する円盤にワイヤーをつないだものを飛ばして石田雨竜を圧倒していた。
 チルッチは刀剣解放し振動する羽状の刃物を飛ばしてくるが、石田雨竜がゼーレシュナイダーを繰り出してからは形成が逆転する。
 ゼーレシュナイダーの切断能力は脅威であり、チルッチの飛ばした刃物が切断されてしまう。
 チルッチは羽を落とし、全ての霊圧を一つのかたまりにして剣にして攻撃するが、石田雨竜はゼーレシュナイダーを弓で放ち、チルッチを撃破している。
 チルッチは以前は十刃だったほどの実力者であり、石田雨竜の強さは平均的な副隊長のレベルは超えたと思われる。

 石田雨竜は破面編の31巻で第8十刃のザエルアポロと交戦する。
 苦戦していた阿散井恋次の援軍として登場。
 ただチルッチ戦での負傷に加え、ザエルアポロは石田雨竜の能力を解析しており矢が通じない。
 そこで阿散井恋次が囮となっている間に、石田雨竜がゼーレシュナイダーを地面に刺すことで陣を作り、陣内部を爆発させる技「破芒陣」を喰らわせる。
 ザエルアポロは大きなダメージを負うものの、石田雨竜の解析した霊圧からダメージを削ることで死んではおらず、従属官を食って回復してしまった。この後はザエルアポロに全く歯が立たず敗北したと言っていい。
 だが、逆に言えば解析されていない状態であれば、阿散井恋次と協力すれば勝てた可能性もある戦いだった。

 石田雨竜は破面編の40巻で第4十刃のウルキオラと交戦する。
 相手は虚化一護が手も足も出ないウルキオラ刀剣解放第2形態である。
 副隊長平均よりは強いレベルである石田雨竜とは絶望的な力の差があった。
 矢を放ち攻撃するが腕を切られて劣勢になる。それでもゼーレシュナイダーを持ち剣士のように突撃するが再度攻撃され倒れて敗北してしまった。

 石田雨竜は千年血戦編の73~74巻で星十字騎士団のユーグラム・ハッシュヴァルトと交戦する。
 破面編から2年たっているとはいえ、石田雨竜の実力は恐らくそれほど上がっていない。
 弱体化していたとはいえ星十字騎士団上位のバスビーを剣術だけで一方的に殺せるハッシュヴァルトに太刀打ちできるはずもなく一方的にやられてしまう。
 だが、ボロボロにされた雨竜はユーハバッハにもらったチート能力「完全反立」を発動。
 今まで受け続けた傷を全てハッシュヴァルトに移すが、それをハッシュヴァルトの「世界調和」で返され、あっけなく敗北してしまった。

 石田雨竜の中で最強だった可能性のあるタイミングは2つ。
 1つ目は「滅却師最終形態」の発動時。デメリットもあるし持続時間も長くないが、戦闘能力だけで見れば隊長の最強クラスに迫るレベルだったと思われる。
 2つ目はユーハバッハに「完全反立」をもらった後である。この頃の石田雨竜の能力なしでの戦闘能力は破面編から2年たっていることを考えて隊長平均~下位レベル程度と予想。だが「完全反立」はハッシュヴァルトの「世界調和」にかなわないだけで十分にチートである。
 石田雨竜を一撃で殺せず重傷程度の一撃を与えてしまうと、「完全反立」で返されて自身が重傷を負うことになる。いくら何でも無茶苦茶すぎる能力だ。
 戦闘能力では圧倒的に「滅却師最終形態」だが、総合的には「完全反立」を覚えた後のほうが強いと考察する。石田雨竜が一撃で倒されるほどの実力差の相手や再生能力持ちの相手だと厳しいが、そうでないなら能力でまず勝ててしまうだろう。
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