朽木ルキアの強さ・能力・卍解


 ブリーチの朽木ルキアは作中の準主人公。護廷十三隊の席官だったが、死神代行喪失編からは副隊長。ユーハバッハ戦の10年後には隊長になっている。
 朽木ルキアの強さ・能力・卍解について紹介していく。

朽木ルキアの能力・強さ・卍解目次

基本能力
卍解と始解
強さ
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朽木ルキアの基本能力

 朽木ルキアは斬拳走鬼(斬術・白打・歩法・鬼道)の中では鬼道が優れていると思われる。
 斬術については剣の才は乏しかったようだ。ただ、実戦では多用している。長年の努力に加え、斬魄刀の能力を活かして斬ることで、そこそこは戦えるようになっている。
 白打については戦闘では使った描写がない。得意ではないだろう。
 歩法は瞬歩こそ使っているが特別速い描写はない。
 鬼道は霊術院での成績はよかったらしいが護廷隊の中では並だったらしい。斬術よりはマシといったところ。
 とはいえ、長年の鍛錬により破面編では「蒼火墜(破道の三十三)」を詠唱破棄で撃てるようになっている。
 二重詠唱で「六杖光牢(縛道の六十一)」で敵を拘束し「破道の七十三(破道の七十三)」を放つというコンボも使っている。
 鬼道については努力により高いレベルに達していると思われる。
 頭脳も優れている。強敵と戦っても判断力により相討ちに持ち込んだり、惜しいところまで追いつめたりしている。
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朽木ルキアの瞬閧

 朽木ルキアの斬魄刀の名は「袖白雪」。

始解
 刀が純白の色に変化し、冷気を放出可能となる。様々な技を繰り出すことが可能。
初の舞 月白
 刀で地面に円を形成する。その円範囲の地面から空までを凍らせる技。空まで攻撃範囲であることから奇襲性が高い。
次の舞 白漣
 氷の雪崩を起こして前方に発射する。一護からも凄い威力だと言われたいたがグリムジョーには通用しなかった。

参の舞・白刀
 刀が折れた状態から冷気で氷の刀身を形成することができる。本来は刀が折れた時用の技だろうが、アーロニーロ・アルルエリの頭が悪すぎるために奇襲技として使うことができた。

真の始解
 「袖白雪」の本当の能力は「所有者自身の肉体を氷点以下にする」というもの。
 所有者に触れるものは凍りつき、刀身を利用して氷結範囲を広げることも可能。斬りつけることで敵を凍らせて大きなダメージを与えることができる。
 特に絶対零度状態では非常に攻撃力は高いがわずか4秒しか行動できない。
 絶対零度状態からの解除にも時間がかかり、その間は無防備になるなど欠点も多くある。

卍解「白霞罸」
 ルキア自身が髪まで純白になり白い服をまとった姿になる。
 始解が強化された能力を持ち、剣を向けた方向の広範囲を氷結させることができる。
 攻撃力は非常に高く、完聖体になったエス・ノトを一撃で倒すほど。
 だが、始解と同様に解除に時間がかかり、その間は無防備になるという欠点がある。

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朽木ルキアの強さ

 朽木ルキアは黒崎一護に死神の力を譲渡し、浦原からもらった義骸のせいでその力が戻らなかった。よって戦闘で活躍するようになるのは破面編からである。
 戦いを検証して強さを考察していく。

 朽木ルキアは23巻で、破面のNo.16。ディ・ロイと交戦。
 ディ・ロイはルキア戦の直前でチャドを殺しかけている(一護がギリギリ防いで助かった)。
 ディ・ロイの手刀攻撃に対しルキアは刀で受け止め、斬り返すなど互角に対応。
 ルキアは始解し初の舞 月白を披露。
 ディ・ロイは地面を凍らせる技だと判断し空に逃げるが悪手。空まで凍らせる技であったためディ・ロイは直撃を喰らい戦闘不能となった。
 あっけなくルキアが勝利したが、他の破面の会話からディ・ロイは破面の中でもかなり雑魚らしい。
 ただ、ディ・ロイは雑魚と言いながらも、護廷十三隊の三席を楽に倒せる実力を持つはずのチャドより圧倒的に強い。
 破面が強すぎるのかルキアが強すぎるのかチャドが弱すぎるのか混乱した読者も多いだろう。だがよく読めばおかしいことはない。
 恐らくチャドも万全なら副隊長下位~三席上位クラスの実力はあった。
 だがディ・ロイ戦の前にはチャドはまだ治療が終わっていないと言われている。チャドは大丈夫と言って飛び出していくが、大丈夫ではなかったのだろう。弱体化チャドVS奇襲したディ・ロイであったから、ディ・ロイのほうが圧倒的に強く見えただけである。
 恐らく万全の状態のチャドとディ・ロイがほぼ互角の強さだと思う。
 そして、後の戦いから考えるとこの時点の朽木ルキアは副隊長ですらないが、副隊長クラス上位の強さであるため、ディ・ロイがあっけなく倒されたのは妥当である。

 朽木ルキアは30巻で、第9十刃のアーロニーロ・アルルエリと交戦。
 アーロニーロ・アルルエリはルキアの上官だった志波海燕の姿で現れ油断されて奇襲するが、ルキアは素早く反応してかすり傷ですんでいる。
 アーロニーロ・アルルエリは本性を現し、朽木ルキアは始解で「初の舞 月白」や「次の舞 白漣」を放つが通用しない。
 そしてアーロニーロは志波海燕の始解「捩花」を披露。回転を主体とした槍術で戦う。槍術の回転により発生させた水で敵を両断することもできる。
 後からわかることだが、アーロニーロの能力は「虚を喰らうことで能力とその霊圧をわが物とする」というものだった。
 志波海燕を殺した虚「メタスタシア(零体融合能力を持つ)」を喰らっていたため志波海燕の姿・能力のまま、朽木ルキアと戦うことができていた。
 アーロニーロは朽木ルキアの情報を持っており、更に志波海燕の姿でルキアに迷いを与えることで有利に戦闘を進める。
 そしてルキアは刀を飛ばされてしまうものの、「蒼火墜(破道の三十三)」を詠唱破棄で放つ。
 更に、二重詠唱で「六杖光牢(縛道の六十一)」で敵を拘束し「破道の七十三(破道の七十三)」を放つというコンボでアーロニーロを拘束しつつ壁を破壊。日の光が当たることでアーロニーロは能力を使えず、その正体を表す。

 そしてアーロニーロは刀剣解放。喰らった全ての虚の能力を同時発動できるようになり、圧倒的な力でルキアを追い詰めて突き攻撃を繰り出し。ルキアは刀で受けるものの刀が割れて突きさされてしまう。
 ルキアはほぼ戦闘不能だったが、最後の力を振り絞り折れた刀の切っ先をアーロニーロに向ける。
 アーロニーロはとんでもない大馬鹿であった。切っ先が頭に向けられているのに完全に油断。ルキアは「参の舞・白刀」を発動。折れた状態の刀に氷の刃が形成され、それがアーロニーロの頭を突きやぶり即死。
 「初の舞 月白」や「次の舞 白漣」は志波海燕に見せたのだが、この「参の舞・白刀」だけは志波海燕が死んだ後に作った技と思われる。だからといってルキアが成長しているのは斬術や鬼道の上達から明らかであり、知らない技を持っているかもしれないとアーロニーロは考えるべきだった。
 朽木ルキアも刀が折れた時のために作った技が敵を倒せるのに使えるとは思ってもみなかっただろう。
 戦闘の後、ルキアも力尽きて意識を失ってしまう。
 結果として、席官ですらない朽木ルキアが十刃を相討ちとはいえ撃破するという大戦果となった。
 この勝負。アーロニーロのほうが頭は悪いとはいえ、戦闘能力では完全にルキアより上である。
 とはいえ、ルキアは迷いがある状態でも志波海燕(元副隊長)と互角以上に戦える力を持っているのは明らか。副隊長上位クラスの実力はあると推測できる。
 霊王宮での修行を終えた朽木ルキアは千年血戦編の63巻で、エス・ノトと交戦。
 朽木ルキアは真の始解の能力所有者自身の肉体を氷点以下にする」を披露。
 身体が死んでいるため、エス・ノトの恐怖のトゲが効かない。
 そして、絶対零度の状態で斬りつけてエス・ノトを凍らせる成功する。
 いくら、エス・ノトの能力を知っており、身体を死んだ状態にできるという相性有利があったとはいえ、始解の状態でエス・ノトを追い詰めたのは見事。
 だが。エス・ノトは何とか復活し、完聖体となる。
 見ただけで恐怖を敵に与えられるようになり、ルキアの視神経は死んでいなかったため恐怖を与えることに成功。
 ルキアを完全に追い詰めているので1VS1ではエス・ノトの勝ちだったと言える。
 だが、朽木白哉が援軍に現れ、ルキアを仕留めそこなう。
 そして朽木白哉により褒められ助言をもらったルキアにもう恐れはなかった。
 朽木ルキアの卍解「白霞罸」を喰らったエス・ノトは完全に凍ってしまい敗北する。
 朽木ルキアの真の始解と卍解は攻撃力に全振りしていると印象。
 星十字騎士団はほとんどの隊長の始解では通用しない実力を持つ。だが、ルキアは始解でエス・ノトを追い詰めてダメージを与えている。卍解は完聖体になったエス・ノトすら一撃で倒す威力であった。
 しかも卍解はかなりの広範囲を凍らせており、回避するのも難しいだろう。
 ただ、始解で絶対零度状態になったり卍解を行うと、解いている間は無防備と思われる。
 敵を1体倒した後もう1体に襲われたりすると恐らくひとたまりもない。また始解・卍解ともに攻撃力は圧倒的だが効果時間は短い。敵に何らかの防御・再生手段で耐えられた場合には反撃されて窮地に陥ることになる。
 以上のような欠点もあるとはいえ超火力広範囲なのは大きい。卍解すれば多くの星十字騎士団を倒せることから、朽木ルキアの強さは隊長格平均を上回るレベルに達したと考察する。
 
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