戦争するファンタジー漫画

 ファンタジー世界で戦争をする漫画が多数存在する。
他のバトルでよくある1対1や少人数戦と異なり、
剣や魔法を使った大規模な総力戦を楽しめる。
戦闘そのものだけでなく、登場人物が戦略や策略を練って行動する点も面白い。
自身が特に面白いと思った戦争するファンタジー漫画ベスト10を紹介していく。

魔弾の王と戦姫

 若くして領主となったティグルはある時かり出された戦場で、戦姫の1人「銀閃の風姫」エレンと対峙する。
圧倒的な美貌と強さを誇るエレンに敗北を喫するティグル。
だが、弓の腕に惚れ込んだエレンに「お前は私の捕虜(もの)だ」と宣言されてしまう。
 弓以外の武芸は全くダメで評価が不当なまでに低かった主人公ティグルの運命が
エレンと出会ったことで変わっていく。
戦争では弓だけでなく指揮官としての才能も開花させ、
故郷の危機、内乱、謀略などに立ち向かう姿に共感できる。
絵も綺麗で戦闘シーンにも迫力があり、特におすすめできる戦争ファンタジー漫画と言える。

アルスラーン戦記

 侵略により王都を奪われたパルス王国の王太子アルスラーン。
だが、温厚で良識的な性格、他人の心をつかむ才覚を活かし、臣下を集める。
そして、パルス王国の奪還に挑んでいく物語。
 アルスラーン達は戦争時、兵力で大きく劣勢であることが多いが、
アルスラーンの的確な決断、臣下の戦闘力の高さ、知略などで乗り越えていくのが面白い。

キングダム

 古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にして、
後の始皇帝となる秦王政と、秦の武人である主人公・信の活躍を中心に描かれている中国時代劇。
信とその仲間達の激しい戦闘シーンはもちろん、
各戦争での戦術・奇策などの立ち回りが面白い。
登場人物達の熱い信念やテンポの良いストーリー展開が魅力の
王道ファンタジー漫画となっている。

ブレイクブレイド

 人々が生まれつき持つ「魔力」を生活の源とする世界、クルゾン大陸。
主人公・ライガットは、100万人に1人と言われる魔力を持たない人間、
「能無し」であり、差別されて生きてきた。
だが、誰にも起動させられなかった古代巨兵(アンダー・ゴゥレム)を操縦できたことで人生が一変する。
ライガットはなし崩し的に巻き込まれた戦争をきっかけに、クリシュナ軍に入隊し戦いに挑んでいく。
 複数の国が存在し、敵の中にはかつての親友がいる。
味方にも敵にも事情があり、考えさせられる。
戦闘シーンでは古代巨兵(アンダー・ゴゥレム)の動きの表現が上手く、絵も綺麗。
シリアスだが読みごたえがある戦争ファンタジー漫画だ。

伝説の勇者の伝説

 呪われた魔眼『複写眼』を持つ、青年・ライナ。
そんな彼に興味を示す青年貴族シオンと、美貌の女剣士フェリス。
大陸に吹き荒れる戦乱の渦が、3人の運命を複雑に結びつける。
 ライナやフェリスの体術、剣術、魔法を使った戦闘描写が丁寧に書かれている。
各国家の登場人物の対立・戦争、悲惨な過去などシリアスな点も多いが、
ギャグシーンも多くあり楽しんで読めるファンタジー作品。

マギ

 第7迷宮「アモン」の周囲に広がる町に住む若者アリババは、御者のアルバイトをしながら
「アモン」を攻略し大富豪になることを目指していたが、あと一歩を踏み出せずにいた。
そんな時、謎の少年アラジンと出会う。
彼の持つ笛に潜むウーゴくんの力を目の当たりにしたアリババは、アラジンに共同での迷宮攻略を持ち掛ける。
 魔法、迷宮、多数ある国々などの世界観を持ち、王道ファンタジーバトル漫画と言える作品。
各国にはそれぞれ異なる正義・信念を持つ登場人物が存在し、
それが戦争につながっていく。
何が正しいのか考えさせられる非常に面白い漫画だ。
外伝も存在する。

マギ シンドバッドの冒険
 マギでの登場人物の1人、シンドバッドが主人公の物語。
こちらも面白いのでぜひ読んでみてほしい。

将国のアルタイル

 かねてより対抗してきたトルキエ将国とバルトライン帝国。
ある夜、帝国の大臣が暗殺され、2つの国は一触即発状態に!
開戦を望む将軍たちの中、マフムートは暗殺の裏に潜む事実に気付く。
若き少年将軍マフムートとその仲間達の国を守るための戦いを描いた漫画。
マフムートは武術に長けているだけでなく、頭脳に優れており、
それを活かして、バルトライン帝国との戦争に挑んでいく。
戦闘シーンの描写はもちろん、戦略・戦闘指揮・政治などの立ち回りまで楽しめる作品。

魔王と俺の叛逆記

 突然の異世界転移。異世界最強の力「神剣」の適合者として呼ばれたのだという。
その力を振るってモンスターを倒し活躍をするのだと思っていた。
だが、その世界は人間が異種族・モンスターたちを虐げる世界だった。
その事実を見た主人公は魔王側につき、人間軍と戦争するという異色ファンタジー漫画となっている。
戦闘シーンが丁寧に描かれており、迫力がある。
世界の構造、人間軍の思惑など、謎も多く、続きが気になって仕方がない。

Ubel Blatt~ユーベルブラット~

 武勲を奪われ、仲間を殺され、裏切りの槍の汚名を着せられた主人公ケインツェルが、
名も姿も変え、復讐に挑むダークファンタジー漫画。
ケインツェルと真の裏切り者、「七英雄」との壮絶なバトルがこの漫画の見どころ。
「七英雄」は悪に違いないが、偽りでも平和になった世界を見て復讐すべきか苦悩する。
ケインツェルはそれでも自らの正義を貫き復讐を続け、やがては各勢力同士の戦争にまで発展していく。
シリアスかつ先が読めない展開から目が離せない。

終わりのセラフ

 未知のウイルスによって人類は壊滅、子供だけが生き残り、地下都市で吸血鬼に監禁されていた。
少年・百夜優一郎は、ミカエラなど多数の仲間達の犠牲のもと、ただ一人脱出に成功する。
その後は日本帝鬼軍に保護され、復讐のために新たな仲間達と共に吸血鬼に挑む。
 優一郎達が所属する日本帝鬼軍VS圧倒的な力を持つ吸血鬼達
の戦争が描かれるファンタジー漫画。
生死をかけたバトルと優一郎達の信念・決断に注目。
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